兵庫県神戸市を拠点に軽貨物運送業を展開される株式会社アスファレス。荒川社長が運送業に飛び込んだばかりの頃は大変なご苦労をされた一方で、20代で大きな成功体験をされました。

オンラインでのインタビューで、ご自身の経験等などをお応えいただきました。

会社の成り立ちと事業内容を教えてください。

2019年5月に個人事業主として運送業をスタートし、2021年8月に法人化しました。主に軽貨物配送業務を行っております。活動地域は兵庫県全域と大阪の一部です。

現在の仕事についた経緯を教えてください。

ウェブマーケティング事業、バー経営、人材派遣業と立て続けに失敗し、家賃・水道光熱費も払えず「何でもいいから仕事しないと」と思った時に紹介された仕事が運送業でした。当時の記憶は曖昧ですが、兵庫県の加古川のプレハブか倉庫のようなところに連れて行かれて、真っ暗な部屋で泣きながら勤務初日を迎えることになりました。紆余曲折ありながら今に至ります。

大変な事業のスタートだったのですね。どのように乗り越えられましたか。

もっともつらかったのは、最初に関わった運送社長に1,200万円を取られ、口座を預かられて、蓋を開けたら残高900円、その半年間は給料0円だった事です。その後、裁判を起こし勝利しました。当時のドライバー様に給料を渡すために、いろいろなところに金策しまくっていました。（※後に全額返済しました）
勇気を出して訴えを起こしたことで、その社長との縁を切ることができ、ドライバー様と一緒にコツコツと会社を拡大させ、乗り越えることができました。一時は本気で自殺を考えるほどに、とても苦しかったのを覚えています。

反対に、自慢できることや成功体験を教えてください。

とにかく人に恵まれています。日本一運が良いと思います。
成功体験としては20代で年商2.5億円を達成できたことです。

若くして大きな成功体験をされたのですね。仕事へのこだわりや強みを教えてください。

全く知識や経験がない状態でこの業界に飛び込んだこともあり、どうしたらこのしんどい仕事に楽しさや価値を見出せるかを考え、試行錯誤を重ねて参りました。
その結果、
①お客様の大事なお荷物は赤子を抱っこするようにお運びする
②恋人の家に向かう気持ちでお宅へ向かう
という思いで仕事をしていました。

「①お客様の大事なお荷物は赤子を抱っこするようにお運びする」と、対面した際に喜んでくれることが多く、今まで経験したことがないほど感謝していただけました。弊社ドライバーは誰にでもあるチャンス(お客様との対面)時に 最大限満足してもらえるような気持ちで仕事をしています。その結果働きやすい環境を実現し、お客様とドライバー様と会社の三者が良い関係を実現しています。

「② 恋人の家に向かう気持ちでお宅へ向かう」と、どれだけ大変な時もしんどい時も、楽しく幸せな気持ちで仕事ができます。お客様のお宅を間違えることもありません。大切な人に会いに行くのに事故をするわけありません。笑顔がないわけありません。

特にこの2点にこだわった事で、結果的には強みになっています。目の前の仕事に対していかに楽しさや自分なりの価値を見出せるかが個人の成長につながり、組織、会社の成長につながるものだと思っております。

社長が、普段から従業員や協力会社さんに対して心がけていることや、想い、願いといった点についてお聞かせください。

心がけていること → 少しでも働きやすい環境を提供すること。
想い → この上ない感謝をしています。
願い → 文句ではなく提案を。 → 感情ベースではなく問題解決ベースに。

軽貨物事業の今後の成長性や、そこでの事業拡大計画、また、そこにかける「想い」になどについてお話聞かせください。

EC事業が拡大している昨今、軽貨物配送事業は 需要が拡大していると思います。実際に数字も伸びていることもあり、まだまだ成長するマーケットだと思います。今後AI化が進んでいく世の中で、AIでは解決できない人間的要素に価値を見出して、弊社にしかできない軽貨物配送業を目指し、関わる全ての人の夢を実現します。

世間や若者へのメッセージ、アドバイスやエールなどをお願いいたします。

”若いから信用できない””若いから不安だ” 起業当初はそう言われていました。今では自信を持って ”若いからできるんです””若さに勝る強みはありません” と言えます。
結局一人の人間としてどんな在り方なのかだと思っています。どんな仕事をする時でも、転職をする時でも起業をするときも、いつでも怖いと思います。変化する時は誰しも怖いです。けどその恐怖に勝ったから今があって、変化を楽しめたから価値を得られました。
弊社の経営理念は、 ”アスファレスに関わる全ての人の夢を叶える”。
年齢や経験は関係ありません。あなたと一緒にお仕事できることを楽しみにしております。